2022-11-16(水)VCPCメンバーズミーティングのご案内

【概要】

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特定非営利活動法人バリューチェーンプロセス協議会(VCPC)は、「ビジネス環境の変化への対応、デジタル技術という変革の波への対応。二つの対応の意味するものは?」をテーマにメンバーズミーティングを開催いたします。

ほんの1年前、今の状況を予測できる人がいたでしょうか? コロナ、ウクライナ、安全保障問題等、従来では予測できなかった事象が頻発する時代となっています。ビジネスを支える技術面においても、ICT発展の結果、「破壊的」と呼ばれる変革に日々直面する状況となっています。経済環境と技術環境双方の面から、ビジネスは、グローバルの動きを視野に状況変化に柔軟かつ強靭な対応が求められる時代となっています。

つまり、現在のビジネスは、否応なく、二つの大きな課題に直面しています。一つは、予測不能とも言えるビジネス環境の変化に柔軟にどう対応するか、二つ目は、破壊的なまでの大きな変化をもたらすデジタル技術という変革の波への対応です。

今回のメンバーズミーティングは、上記二つの課題を念頭におき、二つの講演を準備いたしました。冒頭に示した「二つの対応の意味するものは?」この課題に対する二つの講演の位置付けを、【開催要項】【プログラム】の後ろに纏めております。ぜひ、ご一読ください。

VCPCメンバー以外の方もご参加いただけますので、経営企画、マーケティング、製品開発、営業、購買、生産、保守サポート、物流等、一連のバリューチェーンプロセスに携わる多くの方々のご来場をお待ちしております。

【開催要項】
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日時: 2022年11月16日(水)13:50-17:00(13:45ルーム開設)
オンライン講演(zoom):

参加費:無料


PEATIX申し込みページURL: https://peatix.com/event/3366094

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【プログラム】
司会進行: VCPC理事 中山 健

■ 13:50-14:00  オープニング VCPC理事長 黒坂 武祐
~ 開会のご挨拶とVCPCからのお知らせ ~

■ 14:00-15:30 【講演−1】 (Q&A含め計90分)
企業収益力を可視化と向上を実現する「Jコスト理論」(仮題)
~トヨタ式カイゼンの会計学と実践手法~

田中正知 様 (株)Jコスト研究所 代表取締役、 ものつくり大学名誉教授
元トヨタ自動車生産調査部・物流幹部部長

ウクライナやコロナ、安全保障問題等、世界のバリューチェーン網の根底が揺らいでおり、再構築が強く求められています。しかし、多く取組みが、ある「重要な視点」を欠いているために、逆効果となるリスクを抱えています。この「重要な視点」を織り込んだK P Iが「Jコスト」です。今回は、バリューチェーンやビジネスそのものを「本質的に強くする」ためのKP Iである「Jコスト」の概念と理論を、実例を含めて解説いただきます。

(休憩 10分)

■ 15:40-16:55 【講演−2】  (Q&A含め計75分)
バリューチェーン改革を促進する国際標準プロセス参照モデルの実践的活用
~ DXのための新しい参照モデルDCMとSCORとの連携 ~

阿部幸裕 特定非営利活動法人バリューチェーンプロセス協議会 理事

SCM「プロセス参照モデル」のSCOR(Supply Chain Operations Reference-model)は、1996年の発表以来、製造業を中心に、サプライチェーン改革に大きな成果を上げてきました。このSCORの枠組みをバリューチェーン視点から拡張しDX推進のための参照モデルとして開発された最新モデルがDCM (Digital Capability Model for Supply Network)です。今回は、DCMの概要とその活用の方法について解説します。

■ 16:55-17:00  セミナー閉会のごあいさつ VCPC 理事

以 上

【二つの講演の位置付け】

今回のメンバーズミーティングは、二つの課題に念頭におき、二つの講演を準備いたしました。

一つ目の講演は、トヨタ生産方式の強さの本質を会計理論の観点から解明したJコスト理論の開発者であるトヨタのもの作り大学名誉教授、(株)Jコスト研究所代表取締役の田中正知氏にご登壇頂き、バリューチェーン改革の最重要指標としての「Jコスト」の概念と理論を解説いただきます。プロセス改革やビジネスの場面で用いるKPIには、実に膨大な数に登りますが、ビジネス強さを本質的にとらえる、という点で、「Jコスト」は、他の指標を凌駕していると言えます。今回のご講演では、この辺りについてもご解説頂きますので、KPIのあり方や、実践への適用についても大きなヒントになるものと考えます。

二つ目の課題に向けては、ビジネス全体のうねりとなっているDXを推進させるツールとして新しく開発された参照モデルDCM(Digital Capability Model for Supply Network)についてV C P C理事の阿部幸裕より、概要と活用について解説させていただきます。

「Jコスト」は、トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一氏が、最後の課題として晩年まで抱えていた「TPSは、なぜ強いのか」に対する理論を確立したものであり、バリューチェーン改革の最重要指標となる可能性があります。また、2番目の講演で取り上げるDCMは、従来のサプライチェーンプロセス参照モデルSCORをバリューチェーン視点から拡張しDX推進を図るツールとなっています。

今回のメンバーズミーティングは、何を重要なKPIとして設定し、どうD Xに活用しバリューチェーン改革を進めるか、という課題解決に向けたヒントしてご活用頂くことを狙いにしております。

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