バリューチェーンをプロセス参照モデル活用で改革!

DCOR®

Design Chain Operations Reference model

概要

DCORはAPICS Supply Chain Councilが提唱するデザインチェーンプロセスの参照モデルです。デザインチェーンの上位3階層のプロセスを規定し、プロセス、メトリクス、プラクティスの参照モデルを提供します。

モデルの対象領域

■デザインチェーン

プロダクト(商品:製品やサービス)のアイデアを、プロダクトの実現に関連する定義(部品表、レシピ、作業工程、作業設備など)に変換する一連のプロセス

■ xCOR (*1)におけるDCORの位置付け

(上図の出展はAPICS)

(*1)SCOR,DCOR,CCOR,PLCORを総称してxCORと表現する。

モデルの構成要素

■プロセス (Process)

3つのプロセスタイプと5つのレベル1プロセス

Process type Level-1 Process
計画プロセス Plan
実行プロセス Research, Design, Integrate, Amend
イネイブルプロセス Enableプロセスは、計画プロセスおよび実行プロセスの構成要素として定義し提供されている


3段階の階層構造

レベル1プロセスから、レベル2プロセス、レベル3プロセスへと細分化された、3階層の詳細度でプロセスを定義

レベル1 ⇒ レベル2 ⇒ レベル3

■メトリクス (Performance)

5つの評価属性(Performance attribute)とレベル1メトリクス

Attribute Level-1 Metric
Reliability Perfect Product Design
Responsiveness Design Chain Cycle Time
Flexibility Product Design Chain Change Cycle Time
Costs Total Design Chain Cost
Assets Design Chain Fixed Assets Value

■プラクティス (Practices)

デザインチェーンで適用可能な224個のベストプラクティスを、実践するプロセス要素と関係付けて明示

 

活用ケース

DCORをデザインチェーンマネジメントにおけるコミュニケーションツール(共通言語)として活用することで、

  • デザインチェーンの戦略策定
  • デザインチェーン・ベンチマーキング
  • 設計・開発体制の分析と設計
  • 設計・開発プロセスの分析と設計
  • デザインチェーンマネジメントに関する成熟度評価

等を、効果的かつ効率的に行うことが可能となります。

For more information

DCOR®の開発・所有者

*注)SCOR®とは異なり継続的な改版は現在行われていません。

APICS Supply chain council スポンサー
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  • 特定非営利活動法人バリューチェーンプロセス協議会
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