バリューチェーンをプロセス参照モデル活用で改革!

CCOR®

Customer Chain Operations Reference model

概要

CCORはAPICS Supply Chain Councilが提唱するカスタマーチェーンプロセスの参照モデルです。カスタマーチェーンの上位3階層のプロセスを規定し、プロセスおよびメトリクスの参照モデルを提供します。

モデルの対象領域

■カスタマーチェーン

ターゲット顧客との関係構築から、提案、契約交渉、受注、受注後のサポートに至る一連のプロセス

■ xCOR (*1)におけるCCORの位置付け

(上図の出展はAPICS)

(*1)SCOR,DCOR,CCOR,PLCORを総称してxCORと表現する。

モデルの構成要素

■プロセス (Process)

3つのプロセスタイプと5つのレベル1プロセス

Process type Level-1 Process
計画プロセス Plan
実行プロセス Relate, Sell, Contract, Assist
イネイブルプロセス Enableプロセスは、計画プロセスおよび実行プロセスの構成要素として定義し提供されている


3段階の階層構造

レベル1プロセスから、レベル2プロセス、レベル3プロセスへと細分化された、3階層の詳細度でプロセスを定義

レベル1 ⇒ レベル2 ⇒ レベル3

■メトリクス (Performance)

5つの評価属性(Performance attribute)とレベル1メトリクス

Attribute(注1) Level-1 Metric
Reliability Lead-to-Contract conversion rate (Customer Conversion Rate)
Responsiveness Lead-to-Contract Cycle Time
Agility Customer Chain Reaction Cycle Time
Cost Cost of Selling
Asset Management Efficiency Net Customer Loyalty Index (TCE)

注1:VCPCにて、CCORの代表的なレベル1メトリクスを抜粋してAttributeへ割り付け

活用ケース

CCORをカスタマーチェーンマネジメントにおけるコミュニケーションツール(共通言語)として活用することで、

  • カスタマーチェーンの戦略策定
  • カスタマーチェーン・ベンチマーキング
  • 営業体制の分析と設計
  • 営業プロセスの分析と設計
  • カスタマーチェーンマネジメントに関する成熟度評価

等を、効果的かつ効率的に行うことが可能となります。

For more information

CCOR®の開発・所有者

*注)SCOR®とは異なり継続的な改版は現在行われていません。

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  • 特定非営利活動法人バリューチェーンプロセス協議会
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