【概要】
特定非営利活動法人バリューチェーンプロセス協議会(VCPC)の年次大会「バリューチェーンセミナー日本2023」を、7月14日(金)にオンサイト会場とオンライン配信のハイブリッド方式で開催いたします。
日本企業の地盤沈下が顕著になる中、多くの企業が生き残りをかけDXに取り組み、AI活用などICTの更なる利用拡大を進めようとしていますが、実際は欧米企業の部分的ないし形だけの後追いになってはいないでしょうか。
本セミナーでは、「デジタル変革を支えるもの 日本企業再生の本質」をテーマとし、企業・業務変革において本当に大切なものは何かを考える際のヒントにしていただけたらと思います。
講師には、企業変革を自ら実践され、日本企業への普及活動も進めておられる、株式会社NTTデータバリュー・エンジニアの大西浩史代表取締役社長と日本サプライマネジメント協会の久原勇作代表理事にご登壇いただきます。
【開催要項】
開催日程: 2022年7月14日(金) 13:30~16:45 (開場13:20)
開催開場: 市ヶ谷健保会館 D会議室
https://www.its-kenpo.or.jp/fuzoku/kaigi/ichigaya.html
セミナー参加費: 無料
定員人数: 80人(オンサイト:30名、オンライン:50名)
参加のお申し込みは、下記のPeatixイベント申し込みよりお願いいたします。
●オンサイト(市ヶ谷健保会館) https://peatix.com/event/3590658
●オンライン(ZOOM配信) https://peatix.com/event/3590615
【プログラム】
バリューチェーンセミナー日本2023
~デジタル変革を支えるもの 日本企業再生の本質~
以下、敬称略
■ 13:30-13:35 VCPCご挨拶 理事長 黒坂 武祐(CCNグループ)
1.VCPCワーキンググループのご紹介
■ 13:35-13:50 DX for VCM ワーキング WGリーダー 鈴木 淳一(三井E&Sシステム技研)
DCM(デジタルサプライネットワークの参照モデル)を活用した理論的フレームワークを確立しました。DXの成熟度評価から改革施策への流れの実証研究、および論文執筆活動を行いましたので、その経過と結果の概要をご紹介します。
■ 13:50-14:05 PCF活用ワーキング WGリーダー 黒坂 武祐(CCNグループ)
APQCのPCF7.2.1クロスインダストリー版の企業活動全業務プロセスの参照モデルを読み解く活用WGの内容をご紹介します。
■ 14:05-14:20 改革プロジェクトマネジメント研究ワーキング WGリーダー 臼井 健一(東京電力)
企業の改革事例をベースに改革プロジェクトに関する「切り口・論点」の抽出を進めており、今後、「参照モデル」・「ベストプラクティス」の体系化も視野に入れ研究活動を行う予定です。これまでのWG活動についてご紹介します。
★新ワーキンググループのSCOR ver14 WGを立ち上げます!!
<休憩10分>
2.基調講演
■ 14:30~15:30
データをビジネスに活かすために私は立ち上がった
-コーポレート・ベンチャーとしての挑戦、その光と影を語ります-
一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム[JDMC]事務局長 兼 理事
株式会社NTTデータバリュー・エンジニア 代表取締役社長
大西 浩史
「情報(データ)ヒト、モノ、カネと並ぶ第4の経営資源」と言われて久しく、近年では「データは次のオイルである」と称されており、データの重要性に疑義を挟む経営者もいなくなりました。しかし、今を去ること約25年前、経営者は自身の”勘と経験と度胸”を吹聴するような風潮が多数派でした。
NTTデータの社内ベンチャーを立ち上げた講演者がなぜ現場実務を通じて”データ”の価値に気付き、起業を志したのか、その課程にはどのような障壁や無理難題が立ちふさがったのか、どうやってデータマネジメントという概念を啓発・普及して事業を軌道に乗せてきたのか、具体的な取り組み事例も交え、今後の将来展望も含めて赤裸々にその”光と影”について語ります。
<休憩10分>
■1 5:40~16:40
物を売るから夢を創るへ
―「Value Chainを支える」から「Dream Chainを支える」サプライチェーンへー
特定非営利活動法人日本サプライマネジメント協会 代表理事
(英語名 NPO ISM Japan)
久原 勇作
新たなサプライチェーンへ サプライチェーンは、Value ChainやDemand Chainを具現化する物理的な結合体として定義されてきました。他方で、日本企業の国際競争力は低下しています。日本企業が停滞する背景にはビジネスゲームの成功法則が大きく変化している現状があります。従来の経営理論やツールでは足りないのです。
物を売るから夢を創るへ 日本企業に必要な新たな経営視点から、まずブランドの本質を提示します。その上で、ブランド価値を持続的に維持するエコシステムの中で、サプライチェーンの在り方を考えていきます。
米国の最新のアプローチ、米国ISMの考え方、またJAL倒産後の調達改革の経験などを複合して、日本企業が今後飛躍するための示唆を提供します。経営者とSCMに従事する皆さまへ、更なる事業意欲と挑戦(Venture)マインドを促す一助になれば幸甚です。
■ 16:40-16:45 セミナー閉会のごあいさつ VCPC理事
以上