オンライン開催(10月13日~16日)のお知らせ
【開催案内】
特定非営利活動法人バリューチェーンプロセス協議会(VCPC)の年次大会「バリューチェーンセミナー日本2020」を、今年度は「VCPCウィーク」と称して、10月13日(火)から16日(金)にかけてオンライン配信で開催いたします。
今回のセミナーは、「自律性と迅速な意思決定」を基調テーマに、各界の第一人者に基調講演・特別講演をお願いするとともに、SCMシミュレーション教育プログラムの体験セッションを開催します。また、ワーキンググループ活動の研究成果発表も併せて行い、「VCPCの今」をお伝えするバラエティーに富んだ内容になっております。
・社員の自律性を高める取り組み「JAL OODA(ウーダ)」を推進されてきた日本航空・長谷川様
・自律型ロボットに実装する人間重視の論理モデル「BDIモデル」を研究されている奈良女子大学・新出准教授
・ビジネスルールのグロバール・スタンダート「OMG(Object Management Group)」標準の意思決定モデル「DMN(Decision Model and Notation)」やVCPCのプロセスフレームワーク「VCPC Cube」を活用されている日立システムズ・藤林様
・グローバルで利用が拡大している体験型マネジメント人材・SCM人材育成プログラム「The Fresh Connection(TFC)」の第一人者、日立ソリューションズ東日本・丹治様
コロナ禍、そしてビジネスを取り巻く大きな環境変化の中で、より自律的で機動的な組織と人材の開発、そしてDX展開をお考えの皆さまのヒントとしてお役立て頂ければ幸いです。
経営企画、マーケティング、製品開発、営業、購買、生産、物流等、一連のバリューチェーンプロセスに携わる多くの方々のご参加をお待ちしております。
【開催要項】
開催日程 2019年10月13日(火)~16日(金)
- Day 1: 10月13日(火)15:00~16:30
- Day 2: 10月14日(水)15:00~16:30
- Day 3: 10月15日(木)15:00~16:30
- Day 4: 10月16日(金)15:00~16:40
開催形式 Zoomによるオンライン配信
参加費用 VCPC会員:無料、 一般(非会員):5,000円(4日間通し)
※以下の協力団体の会員は参加費無料
APICSコミュニティ,SSFJ,IIBA,ISMJ,BPM協会,BMIA
お申し込み お申し込みはこちらからお願いいたします。
お問合せ先 特定非営利活動法人バリューチェーンプロセス協議会事務局
e-mail: info@vcpc.org
その他 ITCA後援セミナー(4時間を1ポイント換算)
APICS資格メンテナンスポイント対象セミナー
プログラム
【第1日:10月13日(火)】
■15:00-15:05 VCPC挨拶 理事長 三枝 利彰(フレームワークス)
■15:05-15:30 【ワーキンググループ活動報告】状況適応型の運用制御プロセス
運用制御ワーキンググループ 大石 高至
運用制御WGで2年間をかけて研究して来た運用制御プロセスを簡単に紹介し、その中でのBDIモデルの位置づけと重要性を中心に解説します。
■15:30-16:30 【基調講演】『BDI―モデル、論理、アーキテクチャ、そしてエージェント―』
奈良女子大学 准教授 新出 尚之 様
実世界ロボットの目標達成には、移動や物品の運搬など個別技能の獲得の他に、現在の環境と目標に応じて手段を適切に選び実行する能力を要します。BDIモデルは自律ロボットのそうした動作を、信念・目標・意図を用いて説明するモデルであり、記述の形式化にBDI論理という論理体系を用います。本講演では、救助ロボットなど高度に動的な環境で目標達成を要するケースを念頭に、BDIモデルによるロボットの動作のモデル化および実現、考えうる問題点などについて考察します。
■16:30 クロージング
【第2日:10月14日(水)】
■15:00-15:05 VCPC挨拶 理事 中山 健(日立ソリューションズ東日本)
■15:05-16:30 「体験型マネジメント人材・SCM人材育成プログラムThe Fresh Connection(TFC)」の経営シミュレーションを体験!
-TFCボーティングセッション
株式会社日立ソリューションズ東日本 丹治 秀明 様
日立ソリューションズ東日本は、長年、製販在(PSI)やサプライチェーン計画(SCP)関連のソリューション提供の過程で、SCM教育サービスのニーズの高まりを認識し、「体験型マネジメント人材・SCM人材育成プログラムThe Fresh Connection(以下、TFC)」に着目。2019年9月、TFC日本語版をリリースし、約1年間で40社、約300名にご受講いただき、高い満足度評価を得ております。
TFCの受講者は、営業、オペレーション、調達、SCMの管掌役員として、4名1組の経営チームを組織し、半年(1ラウンド)単位でSCMに関わる意思決定を繰り返し、各チームが投下資本利益率(ROI)で業績を競い合うチーム対抗のビジネスゲームの側面も併せ持ちます。
今回のTFCボーティングセッションでは、ご参加者にTFCの経営メンバーとして、ボーティング(投票)形式で経営(意思決定)にご参加頂きます。この体験を通じ、ご参加者には、全体最適指向など、マネジメントやSCMで求められる考え方に自ら気付き、学ぶTFCの一端に触れて頂きます。マネジメント・SCM人材育成に課題意識をお持ちの製造業・流通業・物流業の皆さま、SCM関連のサービスを提供するコンサルティング企業、ITベンダーの皆さま、関連教育に造詣の深いアカデミック領域の皆さま、この機会に、SCM教育に大きな効果をもたらすTFCを是非ご体験ください。
■16:30 クロージング
【第3日:10月15日(木)】
■15:00-15:05 VCPC挨拶 理事長 三枝 利彰(フレームワークス)
■15:05-16:05 【特別講演】太陽光発電ビジネスの事業性評価におけるDMNの活用
(DMN: Decision Model and Notation)
株式会社日立システムズ 藤林 寿 様
ビジネスをデジタル化する際に判断条件をモデル化するために、OMG(Object Management Group)が提唱しているツールがDMN。このDMNを用いて、オンサイト型のビジネスをデジタル化し、情報分析型のビジネスに転換する試みをご紹介します。
■16:05-16:30 【ワーキンググループ活動報告】デジタル時代のプロセス参照モデル
DX for Value Chain Managementワーキンググループ 三枝 利彰
サプライチェーンのプロセス参照モデル”SCOR”のデジタル版がリリースされ、さらにDXでSCORを補完するモデルとして、DCM(Digital Capabilities Model for Supply Networks)が開発されました。これらのASCM(APICS)が提唱するプロセス参照モデルについて、その概要と最新動向をアップデートします。
■16:30 クロージング
【第4日:10月16日(金)】
■15:00-15:05 VCPC挨拶 理事長 三枝 利彰(フレームワークス)
■15:05-16:05 【基調講演】部門別採算制度と”JAL OODA”の取り組み
日本航空株式会社 産学連携部 担当部長・主席研究員 長谷川 正人 様
JALグループでは2010年1月の経営破綻以来、企業理念の実現に向けて、JALフィロソフィと部門別採算制度(アメーバ経営)に取り組んでまいりました。
その両者をより高度に実践していくため、「自律型人財になる」「自律型人財を育てる」ことを目指して、2018年度に「JAL OODA」の取り組みを始めました。
「JAL OODA」は必ずしも一般的な「OODA」と同じものではありませんが、今回は部門別採算制度および「JAL OODA」との関係などについてお話させていただきます。
■16:05-16:30 【ワーキンググループ活動報告】今必要なOODA型マネジメント
「働き方革新」と「知恵を活かす経営」の研究ワーキンググループ 垣見 祐二, 丸山 稔
2019年度は、ビジネス環境の変化や想定外の災害に迅速に対応していくため、従来のPDCA型のマネジメントだけでなく、「夢(ビジョン)・思い、認知」など人間的要素に着目し、イノベーションやスピード向上を生み出すOODA型のマネジメントが重要と考え、各界のOODA推進の第一人者をWGにお招きして議論を進めてきました。
■16:30-16:40 VCPCウィークを振り返って 総括クロージング(理事長 三枝 利彰)
以上